今回インタビューしたのは「株式会社エリカ健康道場」様。 1984年に設立された歴史ある企業様で、オガクズ風呂とオリジナル酵素飲料「優光泉」を販売開始。2019年に酵素飲料におけるインターネット調査で「優光泉」が『医師がおすすめする酵素飲料』『ヨガインストラクターがお勧めする酵素飲料』『断食(ファスティング)にお勧めしたい酵素飲料』の3部門で第1位を獲得されました。 今回はEC業界で事業を展開されているエリカ健康道場様が、どのように業務の自動化に取り組まれているか、どんなシステムを導入して、活用されているかを伺いました。
株式会社エリカ健康道場
業種:通信販売
利用サービス:RPA
弊社の商品をインターネットで販売する際には、複数のECサイトを利用しています。Amazonや楽天市場、Yahooショッピング、Dショッピング、auPayマーケット、自社サイトなど幅広く販売経路を確保しておくことで、顧客と接点できる確率が上がると考えたからです。 結果として、顧客からの問い合わせも増えているので、1つのECサイト上で運営するということにこだわらず、複数の媒体を介するという決断は正しかったと思っています。 一方、販売経路を増やしたことで、各媒体の管理システムが異なるため、それぞれで受発注の管理をしなくてはならず、雑務の時間が増えていき、本来やるべき業務に手を付けられていない状況でした。 これは管理システムの統一化を行い、自動化することで、より効率的に業務を進められる仕組みを作りたいと思ったのが、最初のきっかけでした。
特に課題となっていたのは、お客様が商品を購入されてから出荷するまでの一連の流れの中で、業務が多様的になっており、媒体ごとに対応が異なることでした。 RPAシステムを導入することによって、各ECサイトの受注処理から物流の振り分け、出荷処理までを自動的に行うことができるようになり、従業員のノウハウやスキルに頼らなくても業務を行うことができました。 またRPAのロボットが業務を代行してくれることで、業務のミスが減り、エラー対応が減ったことも大きな改善です。 加えて、メール対応など部署連携が必要な作業も、サンクスメール送付やメールを担当者ごとに振り分けができるようになったので、よりスムーズに顧客対応することができるようになりました。
プログラム構築など専門的な知識が無くても充分に使えることに満足しています。
各モール受注処理では、80%自動化を実現できました。受注処理・注文情報のチェック・サンクスメール送付・出荷処理・出荷完了通知など、担当者数名が担当しておりましたが、今では1人が片手間でロボットが作業した結果を見るだけになりました。
1つの作業を自動化するのではなく、社内の業務全体の棚卸から入っていただけるコンサルタントがいらっしゃることが心強いかったです。導入後も、監視や保守など手厚くサポートしていただけることにも満足しています。おかげでマーケティング領域のRPA化にもチャレンジしています。また社員同士でRPAの勉強会を開いていて、会社全体でRPA化して工数を削減したい業務を絞り、優先順位をつけて取り組んでいます。