成功するシナリオ作成の
ポイント

RPA活用にあたっては、残業時間を削減して働きやすさを高める、新しいアイディアを実行に移し新たな事業やサービスを作るなど、部門内ではっきりとしたビジョンを共有することから始めましょう。目的がはっきりしていれば、その実現に向けたシナリオ作成が可能です。当初想定していたものからは考えつかないような、画期的なシナリオを作れる可能性もあります。先に目的を設定することで、RPAを使った業務改善を成功に導きやすくなります。

自動化する業務の操作手順を一つずつ書き出すことで、普段何気なく行っている業務にも、様々な分岐があり判断しなければいけない部分があることに気付きます。例えば、使用するデータやフォーマットは何かといった項目です。同時に例外も洗い出し、例外時にどのような処理をするのか定めることで、スムーズな動作につながります。

シナリオ作りでは「第三者」にも参加してもらいましょう。自動化対象の業務担当者だからといって、必ずしも良いシナリオを作成できるとは限りません。いつも通りの作業手順が頭にあるため、シナリオにうまく落とし込めないこともあります。第三者に素案をチェックしてもらうと、1人では気が付かなかった改善案が見つかることもあります。
意見をもらえる機会を積極的に設け、良い意見を取り入れていく姿勢が、より効果的なシナリオを作成することにつながります。